当社およびHanesbrands Inc.グループ（以下HBIグループといいます）は世界的に著名なChampionブランドを有しており、日本においても独占的に展開しております。HBIグループの許諾を受けずに製造されたChampionブランドの商品を日本に輸入し、またこれを日本で販売する事は商標法、不正競争防止法等の法令に違反する行為であり、法により処罰されます。

フィリピンの正規品の並行輸入という被告の主張は認められず、被告はChampion製品の偽造品の販売によってHBIに与えた損害を賠償するように命じられました。

HBIグループの一員であるHBI Branded Apparel Enterprises, LLCは、Champion製品の偽造品を輸入販売していた業者を被告として輸入販売の差止及び損害賠償等を求める訴訟を起こしておりましたが、2010年11月10日、東京地方裁判所において判決が下されました。

裁判所は次の通り判示しました：

1. フィリピンのSports Connection Philippines, Inc.がHBIグループのライセンシーであったという被告の主張は認められない。
2. よって、被告の販売した商品はSports Connection Philippines, Inc.がHBIグループの許諾に基づき製造した真正商品であるという被告の主張は認められない。
3. 従って、被告が当該商品を輸入販売した行為は、原告の商標権を侵害する。
4. 被告は原告に対して損害賠償金10,607,215円を支払え。当該商品の輸入販売や販売目的の展示等は禁止する。同商品の在庫品は廃棄せよ。